もののけ姫の序盤から登場し
強烈なトラウマと植え付ける
タタリ神について。
なぜタタリ神に
なってしまったのか?
タタリ神とは何なのか?
タタリ神は実在するのか?
などを調べてみました。
もののけ姫 タタリ神の正体
タタリ神の正体①:ナゴの守
もののけ姫の冒頭で
アシタカが住んでいた
エミシの村を襲った
タタリ神の正体は
「ナゴの守」と言う猪神です。
シシ神の森に住む猪達を束ねる王。
タタラ場の近くに同胞達を終結させ
人間を排除し続けていましたが
エボシ御前が石火矢衆を投入したことで
劣勢となり同胞は全て殺され
ナゴの守自身も重傷を負います。
エボシ御前に撃たれ
体内に埋め込まれた鉄球が
ナゴの守の体を蝕み始めると
苦しみと死への恐怖に憑りつかれ
逃げ出します。
走り続ける内に
周囲の邪気をも取り込み増幅させ
怨念の塊となりタタリ神へと変わりました。
アシタカが神殺しを行ったことで
邪気が払われて本来の姿を取り戻しますが
最期は人間への呪詛の言葉を吐きながら
絶命します。
この時にアシタカに
呪いの印を刻み付けています。
タタリ神の正体②:乙事主
もののけ姫の終盤に登場する
タタリ神の正体は
鎮西(九州)から来た
猪神:乙事主です。
シシ神の森を破壊しようとする
エボシ御前を憎み阻止しようと
一族を率いてやって来ました。
500歳と言う年齢で
目が見えないけれど
嗅覚が優れているので
自由に歩くことが出来ます。
石火矢衆との戦いで同胞を失い
乙事主自身も重傷を負います。
そして毛皮を被った人間を見て
同胞が戻って来たと思い錯乱して
タタリ神へと変貌します。
絵コンテには
「生皮のカゲで何か悪さをしているよう」
と書かれていたそうです。
重傷を負い判断力が鈍っていた乙事主は
猪の生皮を被った人間を同胞と勘違いし
シシ神の森へ向かおうとしますが
途中で限界が来て倒れてしまいます。
シシ神の森へ辿り着く前に
乙事主に倒れられては困るから
「何か悪さ」をしたのでしょう。
サンが
「森中にお前達の正体を知らせてやる」
と言い乙事主と人間との間に立ちますが
山犬の遠吠えに気を取られている間に
人間が近付き「悪さ」をしたみたいです。
それがきっかけで
へたり込んでいた乙事主が
大量の血を吐きながら悲鳴を上げ
タタリ神へと変わり始めた
とも言われています。
「悪さ」とは何だったのでしょうね。
刃物で切り付けるなどして
痛みを与えて目を覚まさせた?
それとも強力な薬物的なもので
目を覚まさせたのでしょうか。
いずれにしても
酷いことをしたみたいです。
最期は完全にタタリ神へと
変貌する前にシシ神によって
命を落としました。
もののけ姫 タタリ神はなぜ呪いに支配された?
もののけ姫では
2体のタタリ神が出て来ます。
2体とも名のある神でした。
1体はシシ神の森に住んでいた
猪神「ナゴの守」
もう1体は鎮西(九州)から来た
猪神「乙事主」です。
ナゴの守も乙事主も
同胞達を束ねる王だったのですが
なぜ呪いに支配されタタリ神と
なったのでしょうか。
この2体が
タタリ神と化した状況はそっくりで
エボシ御前率いる石火矢衆により
同胞達が殺され自身も重傷を負い
死への恐怖を感じた時でした。
またシシ神の森を破壊しようとする
人間達への憎しみや怒りと言った
負の感情に支配されたことも
呪いを生み出しタタリ神となった
原因だと言われています。
なぜタタリ神になったのか
それは「心の状態」が
大きく関係してそうですね。
我を忘れる程の
恐怖・怒りや憎しみ。
そう言った負の感情が
爆発した時に呪いが生まれ
タタリ神になってしまうのでしょう。
かつては神と崇められた
猪神が我を忘れてしまう程の
大きな負の感情を持つ原因を
人間が作り出してしまっている
と言うところが「もののけ姫」
と言う作品に込められた
重要なテーマなのかも知れませんね。
もののけ姫 タタリ神は実在するの?
もののけ姫に登場する
タタリ神は実在するのでしょうか?
タタリ神(祟り神)はwikiによると
災厄をもたらすと恐れられる
神や精霊のことです。
手厚く信仰することで
強力な守護神にもなります。
一般的には「荒御霊」と呼ばれます。
神の霊魂が持っている
荒々しい側面のことです。
反対に神の優しく平和的な側面は
和魂と呼ばれます。
手厚く信仰すると
守護神となるタタリ神ですが
実際に信仰しているのが
京都で行われる「祇園祭」です。
疫病を振りまくタタリ神
牛頭天皇を崇拝しています。
「蘇民将来之子孫也」
と書かれた護符を玄関に貼れば
末代まで災難を逃れることが
出来るそうです。
祇園祭で粽を買うと
この護符が付いてるんですよね。
これ食べられないんですよ。
飾り粽で玄関先に吊るす
お守りなんです。
また日本三大怨霊として有名な
菅原道真・平将門・崇徳天皇も
実在するタタリ神とされています。
怨霊と言われながらも
菅原道真は「学問の神様」
平将門は「除災厄除の神様」
崇徳天皇「球技・芸能の神様」
として祀られています。
実在するタタリ神は
怒りを鎮め神様として
祀られていますが
アシタカの住んでいた
エミシの村を襲った
ナゴの守は
「この地に塚を築き
あなたの御霊をお祭りします」
と鎮魂を試みるも
呪いを残して朽ちてしまいます。
自分達の生活を便利にする為に
自然を壊す人間達へ向けられた
激しい怒りが「タタリ神」だとしたら
自然破壊や人間の生活を
改めて見つめ直さないと
「この地に塚を築き
あなたの御霊をお祭りします」
と言って手厚く信仰しても
自然界の怒りを鎮めることは難しい
と言うメッセージなのかも知れません。
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