ジブリっぽくないジブリ作品
「猫の恩返し」についてです。
猫の恩返しのあらすじ
ある日、平凡な女子高生のハルはトラックに轢かれそうになっていた猫を助けます。その猫は”猫の王国”の王子で、助けたお礼にとハルを猫の国へ招きハルの猫の国での冒険が始まります。
猫の恩返しのキャスト
吉岡ハル:池脇千鶴
バロン:袴田吉彦
ムタ:渡辺哲
トト:斉藤洋介
ルーン:山田孝之
ユキ:前田亜季
猫王:丹波哲郎
ナトリ:佐戸井けん太
ナトル:濱田マリ
ハルの母:岡江久美子
ひろみ:佐藤仁美
青い隊服の猫:宮本充
国語教師:大泉洋
町田:安田顕
監督
森田宏幸
原作
柊あおい
猫の恩返しの声優キャストはひどい?
猫の恩返しの声優キャストを見ると
とても豪華なキャスティングと言う印象ですが
声が小さい
セリフが聞き取りにくい
棒読み
下手
ひどい
と言う意見があるようです。
それは声優が俳優だからではないでしょうか。
ちょっと何言ってるのか解らなくなりそうです。
表情や身振り手振り
立ち方や歩き方
身体全体を使って
喜怒哀楽を表現し演じるのが俳優。
声に感情を乗せて
声だけで演じるのが声優。
俳優と声優では
演技の種類が根本的に違う様な気がします。
声だけ聴いても感情、表情が読み取れるのが
声優だと思うのですが俳優を起用することで
キレイな声、格好良い声を出そうとしてしまい
結果として「棒読み」「下手」「ひどい」
と言われるのではないでしょうか。
とは言え
ハルの声がかわいいとか
バロンの声がカッコイイとか
肯定的な意見も聞かれます。
中には俳優の名前を見ると
スキャンダラスなことを
思い出してしまう人もいるみたいですが…。
猫の恩返しは声優でプロを使わないのか?
最近のジブリ作品では猫の恩返しだけでなく
他の作品でもプロの声優はほとんど使っていません。
昔の作品ではプロの声優が主役を務めていますが
もののけ姫以降は、主役に俳優を使っています。
俳優ですらない時もあります。
なので毎回のように声優がひどい
と言われている気がします。
毎回声優キャストがひどいと言われながらも
何故プロの声優を使わないのかについては
宮崎駿監督がプロの声優は
「わたし、かわいいでしょ」
みたいな声を出すのが嫌
と言うようなことを言っています。
「わたし、かわいいでしょ」みたいな声とは
いわゆるアニメ声、萌え声のことだと思います。
また鈴木敏夫プロデューサーも
アナウンサーとの対談で
ジブリ作品は衣食住を中心に描く
日常芝居が多いので
声優の芝居は非日常的で
芝居が大袈裟だと言っています。
ジブリ作品では
声優としての声の技術よりも
もっと別の物を作品に
盛り込もうとしているのかも知れません。
でも猫の恩返しは
猫の国へ行って冒険する話なので
めちゃくちゃ非日常だと思うのですが…。
猫の恩返しの感想
ジブリはいつも
大物俳優をキャスティングするので
毎回話題にはなってますよね。
知らんけど。
猫の恩返しでは大物俳優が
語尾に「~にゃ」とか言ってて
普段は聴けないセリフが聴けて
何だか可愛いって思います。
プロの声優ばかりをキャスティングしたら
こんなのジブリじゃないって感じるのかな。
だとしたらこれはこれで
味があるのかも知れません。
ジブリ風味。
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